シリアル通信の実験室
役目を終えたかに見える RS-232C ですが、FA
の世界では、まだまだ根強く利用されています。簡易であるがゆえの扱いやすさ、見通しのよさ、信頼性の高さが制御には適しているのでしょう。この長らく親しまれたインターフェースは新しいパソコンからは外されつつあるようですが、今一度、振り返ってみてはいかがでしょうか。
ここでは、マイコンなどの特別なハードウェアを用いない範囲での、ちょっと変わった応用を紹介します。ソフトウェアの工夫次第では、まだまだ役に立ちそうです。
1.ラインモニタ ( Serial Line Monitor )
2.パルスジェネレータ ( Pulse Generator )(a) 多周波数型 ( Multi Frequency )
(b) カウント型 ( Pulse Count )3.高精度時間計測 ( Accurate Interval Timer )
4.接点入出力 ( Parallel I/O Port )(a) 直結型 ( Direct )
(b) 多接点型 ( Shifted )5.デジタル・アナログ変換 ( Digital Analog Converter )
6.モールス符号発生 ( Morse Code Generator )
ハードウェアの実験はくれぐれも慎重に行ってください。
ここで紹介した実験のソフトウェア(Windows 98/Me/2000用)のバイナリ、ソースコードをまとめました。serial10.lzh (29KB)
USB-シリアル変換アダプタも含めてひととおり試してありますが、それぞれの環境で動作が異なるかもしれません。追試などされた方は、ご感想をお寄せください。