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５．デジタル・アナログ変換 ( Digital Analog Converter )

　シリアルI/O の D/A コンバータチップを使えばよいのでしょうが、ハードウェアを最小限にして、とりあえずそれらしいことをやってみます。

　これは PWM の一種とも考えられますが、要はデジタル値に応じた数のパルスを生成してその積分をアナログ出力するだけです。アナログ出力値を維持するためにはパルスを出力し続ける必要があります。精度は期待できませんが、校正すればそこそこ使えると思います。
　出力電圧は PC 内蔵の RS232-C ドライバに依存しますが、最大１０Vぐらいでしょう。下図は USB-シリアル変換アダプタでの値で、やや低め（７Vぐらい）です。また、こまかいヒゲ（0.3Vp-pぐらい）が残っています。デジタルマルチメータ以外の負荷をつなぐのなら、OP アンプのバッファを通したほうがよいでしょう。LPF を通すまえに 5V 程度にクリップすれば、ドライバ電圧に依存しない出力が得られます。
　

　これとコンパレータを使えば、AD変換もできそうです。