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FullRelay-11は、トランジスタを使わず、メカニカルリレーを用いてコンピュータを作るキットです。
論理回路のすべてがリレーのみで構成されており、CPU・メモリー・クロックなどのすべてをリレーで作ります。
リレー809個を使用します。多数のリレーが、カチカチという音をたて、計算を行います。
写真   | 説明動画です |
トランジスタでコンピュータを作るキットである、FullTr-11の構成要素をリレーに置き換えたものです。
このため、命令セットは、FullTr-11とまったく同じです。
リレーでコンピュータを作っている人は既におり、Zusie, ポートランド州立大学のPorter氏の作品などが知られています。
しかしながら、これらはメモリーにはICを使ってしまっています。
リレーで作るのならば、メモリにICを使うというのは許されないだろう、ということで作られたのがこのキットです。
スペック
CPU: 11 bit (アドレス幅, データ幅, レジスタサイズ, ALUサイズ の全てが11bit)
クロック: 2Hz (手動クロック機能あり)
レジスタ: A, B, Cの3個
RAM: 5.5 byte
ROM: 128 byte
価格:498,000円 + 消費税・送料。
現代のPC等と比較して、何らかの実用性を持つものではありません。
コンピュータアーキテクチャの理解に役立つという側面はあるかもしれませんが、基本的には道楽だろうと思います。